お姉ちゃん
2003年4月14日とあるファミレスにて。
私の隣のテーブルに、
お子さん連れの母様二人組。
会話に夢中の母様の横で、
子供たちの会話が弾む。
「あのね〜私のお姉ちゃんは妖精だから
な〜んでも直せちゃうんだよ〜」と女の子。
「へ〜〜すごいね〜〜」と素直に驚く男の子。
彼はきっと良い男になるだろう。(笑)
雛壇
2003年2月26日商談前の取引先での待ち合わせ場所。
都内某所某有名ホテルのロビーにて。
見ず知らずの外人おばちゃん4人組。
カメラを片手にウロチョロウロチョロ。
側には、それはそれは立派な雛壇が…。
(俺は商談前なんだぞ、これから商談なんだぞ)
そう思いながら、その場で客を待つ私。
広いロビーを歩く人々に、
なかなか一声かけられない外人おばちゃん。
(商談前、商談前)
あえてそっちを見ないようにする私。
おばちゃんまだ声かけられない。
(ホテルのボーイだっているんだから…)
なかなか現れない取引先相手。
残り3人のうちの一人の外人おばちゃんが、
ついに私の方を指差し何か言っている…
(だから〜俺はこれから商談…)
と思うが先か、気付いたら満面の笑顔で、
「いいですよ〜雛壇全体入れた方がいいですよね?」
とかなんとか日本語で言っている私…。
ホント弱いな〜〜俺。(笑)
レジにて
2003年2月11日私はレジの人を思って、
その方が早いだろうからと思って、
その方が向こうも助かるだろうと思って、
一品一品JANを上にして置くのに…。
あのおばちゃんは、
今日も気付かずJANを探す。
コメントをみる |

付かぬ事
2003年2月4日「付かぬ事をお伺いしますが…」
私はよく爺さん婆さんに声をかけられる。
そしてよくいろんなことを聞かれる。
何処そこへの道順は勿論こと、
今日は何日の何曜日だったか?
いったい何を食っているのか?
明日は晴れるのか雨なのか?
何処から来て何処へ行くのか?
思い起こせばいろいろあった。
スゴイのになると、
カニの抜け殻を持った婆さんが一人、
そばの公園の方を指差し拾ったと言って来る…。
なんで公園なんかにカニの抜け殻があるのか?
と、私に聞いてくる。勿論、私だって知らない。
今日も一人の婆さまに声をかけられた。
「あの〜〜付かぬ事をお伺いしますが…
あれはいったい何なんでしょうか?」
指の先には…仮設トイレ…。
これから作業に入る現場らしく、
まだ敷地内には建材がそのまま積まれ、
ど派手な色の仮設トイレが立っている。
彼女は不思議に思ったに違いない。
あれはいったい何かしら?
あれはいったい何なのかしら…?
友人らは言う。
オマエが暇そうに見えんだよ。
何も考えないで歩いてっからだよ。
隙がなさそうだから地元っぽいんだよ。
でも、私は思う…。
もしかして俺ってモテモテじゃ〜ん?!!
福神漬け爺さん
2003年1月17日いつもの様にいつものPA。
とりあえず停めて、いつもの遅い昼飯。
無難にビーフカレーのチケット買って、
「ご飯・丼もの」カウンターへ。
横には知らない爺さんが、
「ソバ・ラーメン」のカウンターで、
ぷるぷるぷるぷる震えて待っている。
「かき揚げソバのお客様〜」
震えが止まった爺さんが前に進む。
それを横で「ソバも良かったかもな…」
とか思って待っている私。
すると、その爺さん。
お盆を手にぷるぷるとこちらに向かって来る。
爺さんの目前には赤い福神漬けのタッパーが…。
「ビーフカレーのお客様〜」
私はチケット片手に前に進む。
爺さんせっせと福神漬けを積んでいる。
爺さんの横で待つ私。
かき揚げソバが真紅に染まる。
まだまだまだまだ染まってる。
挙句に爺さん、タッパー持ち上げて、
一生懸命、漬け汁注いでいる。
かき揚げ入り福神漬けソバ状態。
今にして思う。
あの真っ赤な福神漬けは、
きっと爺さんの好物だったのだろう。
とりあえず停めて、いつもの遅い昼飯。
無難にビーフカレーのチケット買って、
「ご飯・丼もの」カウンターへ。
横には知らない爺さんが、
「ソバ・ラーメン」のカウンターで、
ぷるぷるぷるぷる震えて待っている。
「かき揚げソバのお客様〜」
震えが止まった爺さんが前に進む。
それを横で「ソバも良かったかもな…」
とか思って待っている私。
すると、その爺さん。
お盆を手にぷるぷるとこちらに向かって来る。
爺さんの目前には赤い福神漬けのタッパーが…。
「ビーフカレーのお客様〜」
私はチケット片手に前に進む。
爺さんせっせと福神漬けを積んでいる。
爺さんの横で待つ私。
かき揚げソバが真紅に染まる。
まだまだまだまだ染まってる。
挙句に爺さん、タッパー持ち上げて、
一生懸命、漬け汁注いでいる。
かき揚げ入り福神漬けソバ状態。
今にして思う。
あの真っ赤な福神漬けは、
きっと爺さんの好物だったのだろう。
仏様。
2002年10月16日いつもの様にいつもの交差点。
珍しく先頭で信号待ちしてると、
一台のバイクが目の前に止まる。
見ると、パンチのお兄さんと、
その後ろには制服姿の女子高生。
彼女の口には火のついた煙草…。
視界に入ったからか、悲しい性か、
しばらく彼女を観察している自分。
ギリギリのミニスカートで、
彼のバイクの後ろに股がる彼女。
彼女の太股には優しいパンチの彼の手が…。
最近の女の子は痩せ過ぎで、
個人的にはど〜も好かないが、
腰骨はしっかりしてるよなぁ〜…
とかなんとか考えている自分。
すると、彼女は上を向き、
おもむろに何かをペッっと吐く。
ガラス越しでは聞こえないが、
そう。あれはまさに、オヤジのアレ…。
かぁぁぁ〜〜〜、ペッっ。
うわ汚ねぇ、参ったね…
と、思った瞬間、私は自分の目を疑った。
キュ〜〜〜〜〜〜っと、
後ろから彼の肩に抱きつき、
振り向いた彼に熱い接吻…。
気付いているのか、気付いていないのか、
何の抵抗も無く、接吻を続ける彼。
私は会ったことはないが、
彼は仏様に間違いない。
珍しく先頭で信号待ちしてると、
一台のバイクが目の前に止まる。
見ると、パンチのお兄さんと、
その後ろには制服姿の女子高生。
彼女の口には火のついた煙草…。
視界に入ったからか、悲しい性か、
しばらく彼女を観察している自分。
ギリギリのミニスカートで、
彼のバイクの後ろに股がる彼女。
彼女の太股には優しいパンチの彼の手が…。
最近の女の子は痩せ過ぎで、
個人的にはど〜も好かないが、
腰骨はしっかりしてるよなぁ〜…
とかなんとか考えている自分。
すると、彼女は上を向き、
おもむろに何かをペッっと吐く。
ガラス越しでは聞こえないが、
そう。あれはまさに、オヤジのアレ…。
かぁぁぁ〜〜〜、ペッっ。
うわ汚ねぇ、参ったね…
と、思った瞬間、私は自分の目を疑った。
キュ〜〜〜〜〜〜っと、
後ろから彼の肩に抱きつき、
振り向いた彼に熱い接吻…。
気付いているのか、気付いていないのか、
何の抵抗も無く、接吻を続ける彼。
私は会ったことはないが、
彼は仏様に間違いない。
コメントをみる |

イルカ語ばなし
2001年2月17日太平洋に住むイルカと、大西洋に住むイルカ。
生まれや育ち、生活環境の違う彼らは、
同じイルカでも会話が通じないらしい。
そんな時は、その中間の海域に住む、
バイリンガルのイルカが通訳するという。
なんかいいよね。
スケスケパンツ
2001年2月4日久しぶりに、以前バイトをしていたスイミングに顔を出す。
寒いのに、いるわいるわ子供の山。みんな偉い。
飛び入りで子供達の練習を見た後、
いつものようにロッカールームの着替えの最中。
低学年の子からこんな質問を受けた。
「ねぇねぇ、なんで、そんな変なパンツ履いてんの?」
トランクス!
そう、彼らにはその文化がわからない。
寒いので、彼らを急いで着替えさせたい私は、
「大人は、こういうパンツを履かなきゃいけないんだぞ。」
と、これまた以前のように、いい加減な返答。
すると・・・一人の子供が、私に言った。
「え〜?うちのお母さんは、スケスケパンツだよ?」
ぉぃぉぃ・・・。
なにも知らない、お迎えのお母さん…
「今日はどうもありがとうございましたぁ〜。」
子供の手を握り、明るい笑顔でご挨拶…。
「とっても素直なお子さんですね!」
と、爽やか笑顔で応える私…。
だって、それしか言えんだろ?(笑)
尻食らえ観音
2001年1月9日(困っているときには観音様を頼るが、状態がよくなると、
そのときの気持ちを忘れ「尻食らえ!」と観音様を罵る意から)
自分の都合の良い時はもてはやすが、
そのことが済むと一切知らん顔をすること。
また、人の恩を忘れて、あとは構わないとすることのたとえ。
「尻食らえ」と観音を罵る奴は、
実は結構良い奴のような気がする。
帰りの車中にて
2000年12月22日ぼんたん飴のオブラート部分を
剥がして食ってる兄ちゃんを目撃。
それじゃ意味がなかろう…と思うも、
彼が三個目を口にしたその時、
故意に剥がして食っていることを悟る。
私の目にはある種の贅沢に映った。
1 2